私は考えていた。 だって、もし、その校長先生を殺した犯人が、アヤメが言っていた人殺しの好む軍団“漆黒の騎士団”だったら、どうするの? もう、リュウがあんな風に大怪我を負ってしまう姿なんて、もう、二度と見たくない。 私は、授業を受けている時間帯も、その事ばかり考えていた。 先生にも、授業を聞いてなさいって怒られちゃったし、もう、どうしよう。 リュウにも心配されちゃったし。 私は、ただ、魔法を学んで仕事を見つけて働きたかった。 家族が困っているから。