時計の針は狂いだす

少し考えるハルキねぇ
「私ならなぁ・・・噂なんでしょ?」

「・・・うん、そうだよ」

「なら私はこう言うな・・・[ウワサを信じる気は無い]っていうなぁ~」
右手の人差し指をアゴにあてて言うハルキねぇ

(ふふ・・・私と同じ事言うんだねハルキねぇも・・・)

ふふ・・・と笑う私

「何だよ杏子・・・。急に笑って・・・気味わりぃゾ・・・」

体を私から少し遠ざけるハルキねぇだった