お蕎麦びより





「ち、違くて……芭蕉庵に迷い込んできたんだよ。
でもすっごい私になついてて……グフフ」

「そうなんですか」


「でもあの猫、曽良君に似てるなって……あ!違うよ!
目付き悪いとことかが似てるだけで、全然かわいいとかじゃ」

「一気に喋るな!」

──ツパアァァァアン!

「ぶらっくきゃっと!」



  * *



「うぅ…そんなにすぐ殴らなくても……」

「芭蕉さんがうるさいからですよ。
ていうかもう喋らないで下さい」


「むっ、無理だよ!」