お蕎麦びより




──ダメだ……。
少し黙って歩こう。

私は涙を拭って、必死に歩いた。



  * *



お腹減ったな……。
メシ食べたいのに、曽良君は止まってくれやしない。

くっそー!
なんて惨めなんだ!
惨め松尾!無惨松尾!


私と曽良君は歩き続け、気がつけば日が暮れていた。

私たちは宿を探し、泊まることにした。



  * *



「………」

「………」


電気を消して布団に入る。
あーあ、結局なにも話してくれなかった……。

寂しさを埋めるように、マーフィー君を抱き締める。


──そのとき、