お蕎麦びより





──グイッ


寝ているはずの曽良君に、いきなり腕を引っ張らた。


「うわぁっ!?」


その勢いで思わず曽良君の胸に飛び込んでしまう。


「そっ、曽良君!?」

「……」


──ぎゅう


ななななにこれー!?
曽良君に抱き締められてる!?



「曽良君、ね…寝ぼけてる?」

「寝ぼけてませんよ」

「……寝てなかったの?」

「いま起きました」


曽良君はぎゅっときつく私を抱き締めたまま、離そうとしない。