お蕎麦びより





「ふぅー!
いいお湯だったー♪」


私が旅の途中に"パンらはぎ!"と駄々をこね、昼間から宿へ泊まることになった。

正直、曽良君はそんなこと許してくれないと思ったのだけれど……。



──ガラッ


「松尾スッキリ!
曽良君、ここのお風呂は……」


あらら?
まさか曽良君、寝てる?

そっと近づいて、曽良君の顔を覗き込む。
……やっぱり寝ていた。


「珍しいなぁ、曽良君が昼寝だなんて。
曽良君も疲れて…いや、パンらはぎだったのかな?」