お蕎麦びより





「……もう見つけましたから」

「えっ、まじ!?
それ本気!?曽良君!」

「ほら」


四つ葉を芭蕉さんに渡す。

……言わんこっちゃない。
また、僕の勝ちだ。


「フ、フフフフ……!
君はわかってないね曽良君!
四つ葉は願いが叶うのだよ!
だから私はこうお願いする!」

「………」

「勝負は無効、勝負は無効…ブツブツ……」


僕はため息をつくと、芭蕉さんの首根っこを掴んだ。



「バカやってないで行きますよ。日が暮れます」

「ちょ、曽良君!
待って!自分で歩くから!
引きずらんといて!」