あっけなすぎる終わり方だった。 「はぁ...」 私と達也が出会ったのは三年前の夏。 親が離婚してお母さんについて行くことにした私は、引っ越すことになった。 まだ中学一年生だった私は、転校することが決まっていた。 親が離婚...仲良しの友達と離れ離れ...おまけに新しい学校... 子どもの私が背負うには、重い現実だった。