今日が最後の日だなぁ


最後くらい健太と話してればよかった

私から別れてって言ったのに未練がましいや

ちゃんと忘れて思い出にしなきゃね


飛行機の時間までもう少しだ

そろそろ行かなきゃ

立ち上がりゲートまで歩いていると後ろから


「美香ッ!  まってくれ」

えっ?なんで・・・

「なん・・でいるの・・?」

「美香、聞いてほしいことがあるんだ」


「なに?」

「俺、美香のことが好きだ。他の女といたのは美香に嫉妬してもらいたかっただけなんだ。美香が嫉妬してくれたとき俺は愛されてるとおもったらうれしくてやめられなかった」

うそッ!・・・

「ばか、すごくつらかったんだよ」

「ごめん・・、」

「次付き合う子にはそんなことしたらダメだよ」

「俺が付き合うのは美香だけだ。美香じゃなきゃ嫌だよ」

「私はいつ帰ってくるかわからないんだよ。ダメだよ」

「それでも!俺はずっと待ってる」

健太はそういって私は抱きしめた

「ふぇッ~~、健太のことが好きだよッ」

「俺も美香のことが好きだよ」


私たちはしばらくそのままの体勢だった

「あっ、もう行かなきゃ」

健太から離れようとしたら健太はぐいっと私の腕を引っ張りもう一度抱きしめた