でも、こんなことされてもあなたと別れられないのはどこかであなたが好きっていう私がいるんだ


もう辛いよ。苦しいよ。


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in教室


「美香、大丈夫?またあいつ違う女と一緒にきてるよ」

「大丈夫じゃない。辛いよ」

ポロポロと私の頬に濡れているものがこぼれた

そんな私をみて親友の菅谷由香里が

「美香、屋上いこ」

私の手を握って屋上まで一緒にいった


「私、美香がもう苦しんでる姿見たくないよ」

「もうどうすればいいのかわからないよ」

「すぐには別れろとかは言わないよ。でも私は別れたほうがいいと思う。別れるかを決めるのは美香だよ」

「でも、健太が好きなんだよ」

「美香見てたらわかるよ。一年以上もこんなことされてるのに別れられないのはあいつのことがそれほど好きだからでしょ」

「うん。もう潮時かな?待ってたら前の健太に戻るかもって信じてたけど変わらないみたいだからもう健太を私から解放する」

「よく言ったね。美香は一人じゃないんだからね。私がいるからね」


あぁ、私はなんていい親友を持ったんだろ

私は今日健太と別れます