「~〜〜〜っ‼ガハッゴホッケホッくはっ……」 優哉が出て行って、激しく咳き込んだ來未を、陸斗は冷静に見つめていた。 「……お姉ちゃん、限界……でしょ………………」 「……子供なのに鋭いなぁ、陸斗くんは。」 來未は、少し笑って口に当てていた手をみた。 ………………血。 病にもかかってしまったのだ。 ………………はっく……や… まだ…… 優哉と一緒に居たいよ