話をしていると、不意に明人の目が來未に向いた。 俺と來未の繋がっている手を見て目を丸くしながら、微笑んだ。 「お探しはリングで?」 『あぁ。』 明人は店員モードに少し入りながら、指輪の所に行った。 その後を追って俺と來未も行く。 「優哉の知り合いなんだね」 『あぁ。 リング嫌か?』 「いいよ!」 ニコッと笑う來未に、俺は微笑み返した。