こいつ……… 『…愛………』 「…愛に………貴方達を壊す権利は確実にあったのに…」 壊す? 「こ、わす………?」 「……優哉、そうだよね? 私には、“優哉”達を壊す権利はあるよね?」 中二以来に呼び捨てで呼んだ愛の声は、 凄く切なげだった。 「……だって、優哉に、 壊されちゃったんだもん」 俺が、愛を壊した……?