「優哉先輩ー!」 朝練で流した汗をタオルで拭っていると、アレが聞こえた… 「先輩!愛、優哉先輩と來未先輩と一緒に登下校します! 來未先輩にも了解得ました!」 甘ったるい声を聞きたくなくて軽く流していたが、衝撃の事実を告げられた。 『ま、じで………………………』 「マジで!」 ニコッと微笑んだその瞳の奥は 暗く何も読めなかった。