「………………………愛はそんなの許さないよ」





愛の、悲痛な声が響いた。










2人でたわいもない話をしながら帰るのが当たり前だった。






2人で笑い合いながら教室で話すのが当たり前だった。






2人で





愛し合うのが当たり前だった。








その当たり前は………………………






「ーーーーーーーーーー愛が全部壊してあげる」






そう呟きながらバラの首を落とした。





そのバラは




何のために切り落とされたのだろう。