「優哉ぁ」 『あ』 「……今日…泊まり…?」 少し気恥ずかしそうに聞く來未に笑顔が零れる。 『何?そっちのが良かった?』 「っ……し、らない‼」 來未はふいっと顔を逸らした。 『そうだよ』 甘く呟くと、來未の肩が上がった。 「……変態」 『御勝手に言って下さい』 ギャーギャー喚く來未の声が、ショッピングモールの人の雑音で消された。