二走者目は良いペースだったが、三走者目が転けた。 ………馬鹿野郎。 そいつは立ち上がって全速力で走るが、どっちにしろ最下位。 俺に最悪のポジションでバトンが渡った。 「優哉っ、頑張れーー‼」 他にも応援してくれてる奴は山ほど居るのに、 來未の声が鮮明に聞こえた。