「どうしたのっ‼由良っ‼」 バタバタと由良の可愛らしい足音と真反対足音をさせて来たのは、馬鹿母さん。 「優哉ぁぁぁあ‼ 由良になにしたのよぉぉ‼」 『待てよ、一回家入れろ。』 何時の間にかおとなしくなってカタカタと震えて居る由良を強く抱き締めながら家に入った。 『來未』 「え、あ、う……」 來未が意味の解らない返事をしながらローファーを脱ぐ。 「來未?」 俺の言葉に少し反応した母さんは、俺の後ろに目を向けた。 母さんの眼力ってすげぇいてぇんだよな。