時間というのは過ぎるのが当たり前で、今放課後。






「よし!俺の家行くぞ!」




『……マジで行くのか?』



俺は少し後悔した。



さっき由良を迎えに行って、母さんがやばい程由良を止めて居たが、着いて来た。




「ひさしぅり、おねぇちゃ」


「お、おねぇちゃ!?」



少し顔を赤くしながら驚いて居る來未に、俺は溜め息吐いて由良を呼んだ。





『由良、おいで』



「ゆぅく!」



ガバッと小さい体で一生懸命走って俺の胸に飛び込んで来る由良。




あー、ホントちっさ。