だんだんと木々の葉は枯れ落ちて、人恋しくなる季節になっていた。



そんな季節のように俺たちの会う回数はほとんどなくなってしまったが、あの日から俺は言ったとおり毎日電話をした。



そして、暦では立冬を過ぎてしまった。





世間というものはおもしろいもので、スキャンダルから数ヶ月が経ち、俺たちの報道はどこへ行ったのか騒ぐ人はいなくなっていた。









そして、春奈と俺の距離も少しずつ離れて行った。