「貴ちゃん、あたし貴ちゃんが芸能人の『愛田春奈』じゃなくて普通に1人の『愛田春奈』として見てくれて嬉しかった。 今まで、出会ってきた人はほとんどが芸能人の『愛田春奈』としか見てくれなくて・・・ だから、貴ちゃんにはすごく感謝してるの。 あたしも貴ちゃんのこと好きかもしれない。 でも、あたしは貴ちゃんと付き合うことはできないよ」 俺は、なんだか付き合ってくれるような気がしていたので反対の答えに胸にぽっかり穴が開いたようだった。