「はい・・・・」 「俺だけど・・・」 「貴ちゃん!!今開けるから」 そう言って鍵を開けてくれた。 あの時、自分でもすごいことしたなぁと思った。 前の俺だったらあんなこと出来なかった。 でも、春奈がいたから、春奈が好きだったから、出来たことだった。 春奈は俺の全てだった。