「春奈、もう死のうなんて思わないでくれ。俺がずっとそばにいるからさぁ・・・だから辛い時は俺を頼れ!」 春奈にはこの時、頷いてほしかった。 『貴ちゃん、ありがと』って言って欲しかった。 でも、春奈は何も言わずに俺から離れ、首を横に振った。 「ダメだよ、貴ちゃん。そんなこと出来ないよ。貴ちゃんに迷惑かけたくないから。もうあたし達会わない方がいいよ。」 春奈の口から出た言葉は、俺をどん底に突き落とした。