季節は冷房がないと仕方がない季節になっていた。




街ではカップルが楽しそうに、クソ暑い中ひっつきながら歩いていると言うのに、俺たちはあの電話以来、お互いに電話をすることはなかった。



しかし、春奈のことが気になった俺は初めて自分から電話をした。





でも、春奈は電話には出なかった。




俺はその時、きっと仕事で忙しくて出られないのだろうと思っていた、いや、そう思うようにした。










しかし、バイト中も春奈のことが気になりバイトが見に入らなかった。