「あのね・・・貴ちゃん・・・ パリへ行くのは社長が勝手に決めたことじゃないの・・・2人で話し合って決めたことなの・・・・」 「えっ!?」 俺は何がなんだか分からなかった。 「だって、田中さんが・・・・」 「田中さんにも本当のことを言ってなかったの・・・」 春奈は目に涙を浮かべながら話した。 「あのね・・・・あたし・・・・赤ちゃんが出来たんだ・・・・」 「えっ!?赤ちゃん?」 俺は突然の出来事に俺は何も言えなくなってしまった。