「社長!?」 「えっ?社長?」 俺もその言葉に驚いてしまった。 「う、うん・・・事務所の社長なの・・・」 「は、はじめまして」 その中年の男性は以前、春奈と一緒に歩いていた人だった。 俺は緊張してしまい、挨拶をすることしか出来なかった。 「春奈・・・もう、本当のことを話してあげなさい」 社長は優しい声で言った。