「俺、行ってきます!」 「あぁ!俺も後で行くから」 「はい!」 俺は大通りまで一生懸命走った。 そして、タクシーに乗り空港まで急いだ。 しかし、空港までもう少しという所で道が渋滞していてなかなか進む気配がなかった。 時計の針を見ると、12時30分前だった。俺はこのままじゃ間に合わないと思い、そこで降りることにした。