そして、最後の日。 「さて、最後はどうしますか?春奈さん」 「お家でまったりしますか?」 2人で悩んだ末、いろいろあった春奈の部屋で過ごすことにした。 ざわめく街が夕暮れに溶けてゆく頃、俺たちは家路を急いだ。 俺たちは手を繋いで歩いた。 週刊誌など気にしてなどいられない。 それくらい、俺たちの時間は少ないものだった。