握り締めた掌の中には1枚の花びらが入っていた。 「やった!」 俺は嬉しくなった。 そして、その横でクスクスと笑っている春奈がいた。 俺はこの時、このまま時間が止まってしまえばいいのにと思った。 そして、俺は喧嘩した時から今までの時間を埋めるかのように毎日一緒にいた。 初めて春奈を連れてきた海、クリスマスプレゼントを交換した夜景スポット。 いろいろな場所を訪れた。