ファミレスから出ると、外は土砂降りだった。
あの日と同じ・・・・




俺は水しぶきを上げながら、走った。



そして、帰る途中で彰さんに会った。


「なんの話だったんだ?」



「春奈・・・留学は事務所の社長が勝手に決めたことだったみたいです」



「どう言うことだ?」



俺は、田中さんに聞いた話を彰さんにそのまま話した。



「お前!それでいいのか!?」



「・・・・」



「本当にそれで春奈ちゃんが幸せになると思うのか?」



彰さんは力強く俺の肩に手を置き、体を揺らした。



「はい・・・・」



すると、いきなり彰さんの拳がとんできたのだ。俺は彰さんに殴られて、倒れてしまった。