「春奈は、『貴ちゃんにはこれ以上迷惑をかけたくないから・・・言わないでほしい』と言われたんですが、私は春奈を苦しめるためにスカウトしたわけじゃありません! 春奈には幸せになってほしいんです。 春奈には本当の夢を叶えてほしいんです! 貴之さん、留学してしまう前に1度だけでも春奈に会ってくれませんか?お願いします」 俺は、すぐにでも春奈に会って抱きしめたくなった。