そして気がつくと外を歩けば顔が痛かったはずなのに、だんだんと春の匂いがするようになって、春奈の留学まで3週間をきっていた。 そして、あの日以来春奈からの電話は来なくなった。 俺からもすることはなかった。 そして、俺は無意識のうちにカレンダーを眺める回数が増えていった。