こたつの上には大量の空き缶が散らばっていた。 「頭いてぇ~」 隣では彰さんが眠っていた。 どれだけ飲んだか分からないが、飲んでも春奈のことは忘れることが出来なかった。 そして、俺は携帯の電源を入れた。 すると、着信履歴には何件もの春奈からの着信があった。 でも、俺は掛け直すことはなかった。 俺は心に春奈への気持ちを忘れることができないままでいた。