「あっ!雪だ・・・」 「ホントだ」 俺たちは舞い落ちる雪を見上げていた。 「なぁ・・・・」 「うん?」 俺は思い切ってあることを切り出してみた。 「家来るか?」 「えっ!?」 春奈はそれがどういう意味を表しているのかだいたい分かっていた。 「・・・・」 春奈は黙ってしまった。 「いや、別に嫌ならいいんだ!うん!帰るか!送ってくから」 俺はそのまま歩き出した。すると、春奈が後ろで小さい声で話した。