俺は疑問を抱えたまま家に着くと、ちょっとすかした感じのサングラスをした男が立っていた。 俺は気にとめることもなく、そのままマンションンに入ろうとした。 「あんたか?貴之って言うのか?」 「あぁ!?」 俺は振り返った。 男は軽くサングラスを外して顔を見せた。 その男の顔に俺は見覚えがあった。 見覚えがあるというより、テレビで見たことがあった。 その男は以前春奈と週刊誌に撮られた男だった。