そして、日曜日。



その日は少し雨がパラついていた。



俺たちは、ファミレスで会うことになった。


俺はどことなくソワソワしていた。



春奈も落ち着かない様子だった。
そして、しばらくして落ち着かない俺は辺りをキョロキョロしていると、入り口のほうでどことなく見覚えのある中年の女の人の姿が目に入った。



母親だった。



「貴之?・・・・」



「母さん・・・」




俺たちは顔を見合わせ、お互いが固まってしまっていた。