その頃、慧はライトに案内され部屋の中にいた。

「ここが慧の部屋だ。風呂やトイレ、ベッド必要なものは全部そろっている。」

「ひ、広い。ライト、この部屋俺が休むには広すぎるぞ。

もう少し小さい部屋のほうが…。」

「老師様が用意してくださった部屋なんだが。」

「…なんでもない。ありがたく使わせていただきます。」

「ふっ、慧は面白いな。・・・っとそろそろ行かなきゃ。」

「どこに行くんだ?」

「ん?あぁ、さっき慧を部屋に案内し終わったら、老師様に話があるからと呼ばれててな。だから俺は戻るけど、何ああったらそこにある赤いボタン押せよ?すぐ駆けつける。」

「お、おう。わかった。いろいろありがとう。」

「気にするな。くれぐれも外には出るなよ?」

「わかった。」

「じゃ、俺は行くな。おやすみ。」

そう言ってライトは部屋からでていった。

そして慧は一人で寝るには広すぎるベットに横になった。

「はぁぁぁ、今日はいろいろあって疲れすぎた・・・。」

と言いながら夢の中に消えていった。