「俺は学校で居眠りしてて、夢の中でさっきみたいな真っ暗な場所にいて、

気づいたらさっきの人影たちが、いきなり殺し合いを始めて…。」
「それで?」

「俺は考えなしに夢中で止めたんだ。けど、俺の声なんて全然聞こえてないみたいで…。

でももう一度止めたんだ。そしたら今度はやめてくれて、

俺はやっとやめてくれたと思った瞬間、あの人影たち俺に質問攻めしてきて、

俺怖くて目を覚ましたんだ。」

「そこでその学校ってとこに戻っていたんだな。

そして慧はそれはただの夢だと思ったんだな?」

ライトがそういうと慧はうなずいた。

しかし、ライトの表情はいまだに険しい表情なままだった。

そしてしばらくしてライトが話し出した。

「慧に頼みがある。」

「なんですか?」

慧がそう言うと、少し間をおいて決心したように言った。

「慧、俺と一緒に来てくれないか。」