「梨花はさ。 俺で、よかったの?」 車の中で政康くんは聞く。 「なんで?」 「梨花は俺でいいのかなって思って。 梨花は幸せ?」 「十分幸せだよ。」 政康くんは、そっか。と言うと車のスピードを速める。 「ダイゴもさ。 一応好きで婚約した訳じゃないからさ。」 「うん。」 「仕事上のヤツだからさ。 仕方なしなんだよ。」 窓を見ると景色が流れていく。 「政康くんはさ。 ダイゴさんをまだ好きだって私が言ったらどうする?」