「今までありがとうございます。
亮さま。」
「こちらこそありがとう。
梨花〜。
ダイゴ出発するぞ。」
私はパパの声を無視して音楽を聞く。
ダイゴさんがアメリカ行くって聞いてからろくに口も聞いてない。
ダイゴさんが話しかけてきても無視していた状態で。
コンコン。と扉が叩く音が聞こえる。
「梨花。
今までありがとう。」
ダイゴさんは扉越しに言って、下へ降りていった。
私たち終わったのかな?
そんなのヤダ!!
「ダイゴさん!」
下に降りるともうダイゴさんはいなくて。
私はバカだ。
意地をはりつづけて…。