「ねえ、泰雅。

 あたしね、泰雅のこと

 物凄く大好きなの。愛してるの。

 これから泰雅以上に愛せる人はいない。

 あたしの最初で最後の人。


 だから、結婚しよう・・」



 しつこいかもしれないけど、

 結婚したいの。

 式を挙げれなくても

 籍を入れたいの。


「女の思う幸せってさ、

 結婚して子供できてー・・・って

 家庭を作ることだろ?

 作れよ、家庭。

 女にしか子供は産めねえんだぞ?」

「・・・泰雅との子供しか要らない」

「・・・いい加減にしろ。

 俺の気持ち考えろよ!!」


「ごめん・・」

「今日は帰って」

「え?」

「帰れ!」

「・・・っ」