「市原さんっ、なんで連絡くれなかったんですかー」

 あーもう、なんだこの我が儘女は・・。

 絶対市原さん困るよね、こんなこと言われて。

 忙しいから連絡しなかったのに。


「寂しかった~?ははっ」

「・・・寂しかったです」

「・・・ん、ごめんな」

 大きな手であたしの頭を撫でる市原さん

「市原さん」

「そろそろ呼び方変えよーよ」

「えっ?」

「俺は瑠維って呼ぶ。瑠維は良哉って呼んで」

 とくんっ...

 瑠維、って・・・

 市原さんに呼ばれると胸が熱くなる。

「敬語もいらねーよ」

「・・・良哉、あたし良哉の力になりたい」

「・・・・・・可愛いこと言ってくれんね~☆

 うし、今日、俺ん家泊まるか!」

「えっ!?」

 な、何故そうなるっ