大きな音が鳴り響いた。


その瞬間‥‥


スローモーションのように見えた。



公園にあったバスケットゴールが折れて、伊藤の上に落下して‥‥!



「危ないぃぃぃぃ‼」


わたしは叫んだ。



伊藤が、伊藤が‥‥


怪我しちゃう、下手したら死んじゃうよっ‼‼



そんなの、そんなの‥‥



「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ‼」



わたしの叫び声とともにあたりは白い光につつまれた‥‥。