君がくれた~俺だけの歌姫~




地味子は、勢いよく顔を上げ、さっきまで真っ赤だった顔が、今度は真っ青になって、首をブンブン横に振っていた。





「じゃあ。名前」





「・・・・し、椎名澪です」





ぼそっとつぶやいた。





「ふ~ん。澪ね。何組?」





「5組です・・・・」