私たちの出会いって、入学式だったよね




君は地面をみてニコニコしてた。



なんでだろうって思って話しかけたのが始まりだったっけ....









「何を見ているの?」




『あー、テントウムシがいてさ(笑)君は?』




「え、何を見てるのか気になったから」




『そういう意味じゃなくて...名前は?』




「え、...あぁ。沙希、中里沙希」




『俺は、宮澤優』




「宮澤...もしかして、5組??」




『そうだけど...?もしかして、中里も?』




「まぁね~(笑)よろしく!」




『こちらこそ(笑)』













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黒板に書かれた文字...




[[席は自由~?!]]




クラスに来た人達が大声で叫ぶように言った






その下には赤で



※男女が隣になるようにすること





と書かれていた。









女1:宮澤くーん、一緒に座ろぉ?♪


女2:えー、ズルい!私も!




次から次へと、宮沢くん宮澤くん....




結構人気あるんだなぁ






女子の人気といえば








男1:斎藤さん!おr....僕と座ってくれないかな?!


男2:お...僕も!








斎藤優華さん、





私から見ればいわゆる『甘ギャル』





メイクもバッチリ、髪は長くて茶髪で....





私はあういうコ....苦手だなぁ









そんなコトを想いながら一人でぼーっとしている私。






完全に浮いてる








すると







グイッ








優:ごめん、俺...彼女の沙希と隣になる予定だから♪














ん?彼女?