~始まり~

僕たちの恋愛は、いたって平凡。
そこらじゅうにありそうな恋愛。

出会いは、小学五年生の春。
静凪(しずな)のいる姫小学校に
大輔(だいすけ)が転入して来たのが始まりだった…

~side大輔~

「○○小学校から来た、山下大輔です」

俺は、
今日から、
姫小の生徒になった。

親の都合で引っ越して来た。

全校集会での、あいさつも終わって一安心したところ。

でも、これから、
新しいクラスに向かう。

どんなヤツがいんだろぉ。
楽しみだ。

担任、田中につれられ教室に入る。
いたって普通の教室が待っていた。


みんなの前で、
一言あいさつをして
出席番号順の席に座る。

田中先生は、
今日、
日直がないから
っと言って、朝の会を始めた。

欠席調べとか、
先生の話とか、
してたら、
チャイムがなった。

「それではぁ…」
と田中が終わりのあいさつをして、
朝の会が終わった。

次は、学活。
すわってれば、、、
なんて思った時、
クラスのみんなが
よって来た。

俺、○○!
私、○○!
みんながくちをそろえて、自己紹介してくる。

おぉーとか、思い、
なんとか、すごした数日間。


しかし、3日後ぐらいたったら、
仲のいいヤツ以外は、
無理によってこなくなった。

この先、どんなことに
出逢うんだろ…