「李、おはよう」


 「おはよー…」

  
  これから私の地獄の一日が始まる。


 「んじゃあ点検するぞ。脱げ」


  朝一からもうこれだ!やっぱ地獄だ…。


 「もう無理!脱がなくてもいいやり方ないの!?」


 「あるけど、薫の裸みたいからこれでいい」


 「死ねええぇ!」


  李の整った顔をぶん殴る。



  

  私の名前は桜田薫〔さくらだ かおる〕。ロボットです。