何なの意味わかんない!
「ちょっ離して!」
「ヤダッ!華凜助けてぇ」
未来が泣いてる・・・
なんで周りの人は見てるの?
なんで助けてくれないの?
「華凜!!!」
「おとなしくしろ!」
・・・なにこいつらまぢふざけんな・・・
「おぃ、てめぇら・・何やってんだよ」
ーーードカッ
「いってなにすんだよ!!」
「か、華凜この子・・・」
「うん・・・」
この子剣道の子だ・・・
あたしと同じくらいの背なのに強い
あっ・・・こいつら未来を泣かしたんだっけっかぁ
「ねぇ、君たち未来のコト泣かしたでしょ?」
「か・・・華凜裏がでてるよ」
「ねぇ?」
こいつらむっちゃ怯えてる
まぁ未来を泣かしたんだからこれぐらいはしないとね
「ひっすいません!ごめんなさーい」
逃げやがったまぁいいや
「未来!大丈夫!?」
「うん」
あたしたちは抱きついた
「おーい、俺のコトわすれてない?」
「あっありがと・・・」
「いえいえ、じゃぁね華凜先輩」
へっ?華凜先輩?
いきなり名前!?

「「・・・・・・・」」
「それで・・・あの子の名前はなんていうの?」
「えっとね・・・あの子の名前は暁陵磨っていうんだって」
(暁陵磨ねぇ・・・ふーん)
「・・・・暁陵磨!?」
「ん?どうしたの?」
「いや・・・あの・・・えへへ」
ほんとに!?陵磨なの?
ウソでしょう・・・(笑)
そう・・・あたしの記憶では陵磨は隣の家に住んでいた
陵磨にはお兄ちゃんがいてあたしの一個上
ちなみに陵磨のお兄ちゃんの名前は暁春哉
「春にい元気かな・・・」
「春にいって誰?」
えっ!あれ?もしかして
「声に出てた?」
「うん!バッチリ」
まぢか・・・
あれ?たしかあたしが小3のトキに暁さんが引越して
ん?いつの間に戻ってきたんだ?
「あっ!華凜前!!」
「へっ?」
ドンっ
「いたっ・・・あっごめんなさい」
ペコっ
ちゃんと前向いてればよかった
「いえいえ、こちらこそごめんな」
「そんな!あたしが悪いんです!!」
じぃーーー
なんか視線感じるなぁ
そう思ってあたしは思い切って頭をあげてみた
「な、なんですか?」
「へっ?あっごめんなんか似てて」
「似てるって?」
「あっ俺の友達に」
あたしそんなにこの人の友達に似てるのかなぁ?
まぁいいや
「あのっしっ失礼しますね」
「あぁ、じゃぁな」
「はい!」