「るー子、ちょっとおいで」




あたしのことをるー子と呼ぶのは蘭さん。







「どうかしました?」


「あんた学校行くんだって?」





きつい口調ながらも優しい顔の蘭さん。







「・・・はい」



「その目だと、困るでしょ?だから...」





そう言って手渡されたのは小さな箱2つ。