そんな男たちの一人。
コウイチに今日、学校帰り呼び出された。
場所はよくコウイチと行ってたクラブだった。
クラブにつくと、クラブは大盛況。
音楽に合わせて体を揺らす人々。
さっきから無駄に視線を感じるけど、
はっきり言ってどうでもいい。
「おい、アヤリ」
声の方を見ると、コウイチ。
と、コウイチの腕に絡みつく女。
「だれ?」
あたしが聞くとコウイチは
「俺の女」
そう答えた。
「そうなんだ・・・で、話は終わり?」
あたしのその態度が気にくわかなかったんだろう
うすうす、コウイチが自分に好意を
抱いてることには気づいていた。
よく、キスマーク付けてくるし。
コウイチが怒る理由。
コウイチが無理に女と絡む理由。
簡単だ。コウイチのほかに
あたしに男がいたのがばれたんだ。

